2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

コンビニ弁当16万キロの旅

千葉保監修 コンビニ弁当探偵団文 高橋由為子絵 太郎次郎社エディタス フード・マイレージ、ヴァーチャル・ウォーターなど、もう少し普及して欲しい言葉を分かりやすく解説している。

失われた町

三崎亜紀 集英社 著者の出身が役所とあって、前作の「となり町戦争」と同じくして町モノである。SFにジャンル分けされるのだろうか?不条理なシチュエーションの中で、その運命を受け入れて生きていく人物の語りが良い。

日本はなぜ貧しい人が多いのか

原田泰著 新潮社 サブタイトルが『「意外な事実」の経済学』となっているが、そちらをタイトルにしないと本の内容が伝わらない。

世界でもっとも阿呆な旅

安居良基著 幻冬舎 日本の地名では、平成の大合併で失われたものがたくさんあったはず。読みだけ見てしまうと確かに・・・なものがあるが、全て歴史があるので、大事にとっておいて欲しいと思う。

マンガ版「江戸しぐさ」入門

新潟江戸しぐさ研究会[構成・著] 三五館 「草主人従」という考え方が良いと思う。

ブックショップはワンダーランド

永江朗著 六曜社 個性的なテーマを持った本屋が増えるのはいいなと思うが、普通の本屋が大型店とネットによって減りつつある状況は寂しい。

人妻魂

嵐山光三郎著 マガジンハウス 人妻という言葉はあるが、それに対する人夫という言葉はない。まして魂などは・・・。

悪人

吉田修一著 朝日新聞社 帯には「魂を揺さぶる人間ドラマの傑作」とある。ストーリーテリングは面白く、どんどん読まされてしまった。単行本の装丁は中々良い。

Glitter And Doom Tour

Tom Waits / Epitaph 日本ツアーを是非。

どれだけ読めば、気がすむの?

豊崎由美著 アスペクト いや、ホント。どれだけ読めば、気がすむの? 豊崎社長。 無限に広がる書評ワールドに惹かれます。

百年の誤読 海外文学篇

岡野宏文×豊崎由美著 アスペクト 百年百冊の怒濤の書評でした。世界文学がまた読まれるようにならないと、翻訳も増えずにますます先細りしていってしまう。

アインシュタイン 150の言葉

ジェリー・メイヤー&ジョン・P・ホームズ編 Discover 「どうして、自分を責めるんですか? 他人がちゃんと必要なときに責めてくれるんだから、いいじゃないですか」。 「異性に心を奪われることは、大きな喜びであり、必要不可欠なことです。しかし、それが人生…

現代日本人の意識構造[第六版]

NHK放送文化研究所編 NHKブックス 5年ごとの調査で、2003年の結果を分析した本なので、そろそろ第7版が出るのかな?

さよなら、サイレント・ネイビー

伊東乾著 集英社 サリン実行犯と大学時代親友であった著者が、オウム真理教の事件を振り返っていく。著者が言うように断罪するのは容易いが、何が起きて、なぜそれが起きたのかを真剣に受け止めていかないと、同じことが必ず起きる。

日本辺境論

内田樹著 新潮新書 著者のブログで盛んに面白いと勧めていたように、大変興味深かった。辺境人として世界に対して独特な文化をしめせればいいと思うし、そのことを誇りに思えばいい。「学び」についての所は、とても考えさせらた。

日本「復活」の最終シナリオ

山崎養世著 朝日新聞社 日本・中国・印度で繋がって、これからの世界経済を担っていくというのは難しいと思うが、著者の言う「太陽経済」なるものが実現されることを願う。

たまたま 日常に潜む「偶然」を科学する

レナード・ムロディナウ著 田中三彦訳 ダイヤモンド社 確率・統計の初歩から発展してゆき、偶然(ランダム)とどう向き合うかの話に引き込んでいくのは見事。そして人生訓まで教えてくれる。「自分自身の生活で重要なことは、長期的な視点で物を見、一見ランダ…

インセンティブ 自分と世界をうまく動かす

タイラー・コーエン著 高遠裕子訳 日経BP社 インセンティブ=動機づけの話。本の中では「内なるエコノミスト」という言い方をしていたが、回りに惑わされずに自分にとって良いことをするということ。